2-5 活動の定義
概要
プロジェクトの目標を達成するために,ワークパッケージ(WP)に対応してスケジュールに組み入れて実施すべき全ての作業を特定し,活動(アクティビティ)として定義し,活動リストを作成する。
全てのプロジェクトフェーズで実施する作業を計画時点で確定できない場合には,段階的に詳細なWBSを作成し,確定したWPに対して活動を定義する。活動リストは,プロジェクトの計画,実行,管理及び終結の作業の基準となる。
- 引用
- 情報処理推進機構 「プロジェクトマネージャ試験(レベル4)シラバス- 情報処理技術者試験における知識・技能の細目 Ver.7.1(2023年12月25日掲載)
- https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/nq6ept00000014gb-att/syllabus_pm_ver7_1.pdf
プロジェクト開始前
プロジェクト開始前には、以下のステップが含まれます。
- ニーズの特定: プロジェクトが必要とされる理由を明確にし、その目的や目標を設定します。
- 初期調査と分析: 市場調査や競合分析を行い、プロジェクトの実現可能性を評価します。
- ステークホルダーの特定と分析: プロジェクトに関与する全ての利害関係者を洗い出し、そのニーズや期待を理解します。
- ビジネスケースの作成: プロジェクトのメリットやコストを明確にし、経営陣に対する提案を行います。
プロジェクト開始
プロジェクトが正式に開始されるフェーズです。ここでは以下のステップが行われます。
- プロジェクト憲章の作成: プロジェクトの目標、範囲、主要なステークホルダー、資源、予算、タイムラインなどを含む文書を作成します。
- プロジェクトマネージャーの任命: プロジェクトをリードする責任者を選定します。
- 初期リソースの割り当て: プロジェクトの開始に必要な人員や資源を確保します。
- キックオフミーティング: プロジェクトチーム全員が集まり、プロジェクトの概要や目標を共有します。