2. プロジェクトの計画(6/17)~資源の見積り~

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2-6 資源の見積り

概要

活動リストの活動ごとに必要なメンバー,施設,サービス,インフラストラクチャ,ツールなどの資源を見積もって決定する。初期段階で資源の見積りの精度が低く,ステークホルダとの合意が困難な場合には,プロジェクトの進捗によって段階的な見積りで精度向上やステークホルダとの合意を図るようにする。この対応のために見積り手法を初期は簡易なものとし,段階的に精度の高い手法に変えていくことがある。次いで,各資源について適切な投入時期と投入量を決定し,資源計画を作成する。

資源の見積りに必要なこと

プロジェクトの計画において、資源の見積りを行うことは非常に重要です。資源の見積りに必要なことを以下にまとめます。資源の見積りは、プロジェクトの成功に直結するため、慎重に行うことが求められます。

1. プロジェクトの範囲と要件の明確化

  • プロジェクトの目的、範囲、成果物を明確に定義します。
  • 必要な機能や要件を詳細にリストアップし、優先順位を決めます。

2. タスクの分解

  • プロジェクトを具体的なタスクやアクティビティに分解します。
  • 各タスクの依存関係や順序を明確にします。

3. 資源の種類の特定

  • 人的資源(チームメンバー、専門家)
  • 物的資源(設備、材料、ツール)
  • 財務資源(予算、費用)
  • 時間資源(スケジュール、締め切り)

4. 各タスクの資源の見積り

  • 各タスクに必要な資源の種類と量を見積もります。
  • 過去のプロジェクトデータや専門家の意見を参考にします。

5. 資源のコスト見積り

  • 各資源にかかるコストを見積もります。
  • 市場価格やサプライヤーの見積もりを参考にします。

6. リスクの評価と対応策の計画

  • 資源に関連するリスクを特定し、評価します。
  • リスクに対する対応策や予備資源を計画に含めます。

7. スケジュールの作成

  • 資源の使用スケジュールを作成し、タスクの開始・終了時期を明確にします。
  • 資源の利用可能性を考慮し、スケジュールを調整します。

8. 資源の割り当てと管理

  • 各タスクに適切な資源を割り当てます。
  • 資源の利用状況を定期的にモニタリングし、必要に応じて調整します。

9. コミュニケーションと調整

  • チーム内外でのコミュニケーションを円滑にし、資源の調整を行います。
  • ステークホルダーとの定期的な報告やフィードバックを行います。

10. 文書化と報告

  • 資源見積りに関する情報を詳細に文書化し、プロジェクト計画書に含めます。
  • 進捗状況や資源の使用状況を定期的に報告します。