4. プロジェクトの管理（4/11）～資源の管理～

プロジェクトマネージャ関連

4-4 資源の管理

概要

プロジェクトの要求事項を満たすように，プロジェクト作業の実施に必要な資源を確保して適切な方法で配分する。
さらに一定期間内で投入した資源を評価し，資源の見積りに対する投入状況，タイミング，質的及び量的な十分性を確認する。
資源の確保に関する制約や資源の投入状況によって資源の不足が発生することがある。
プロジェクトの完了へ向けての見通しを立て，資源の不足による影響が見込まれる場合には，資源要求事項への変更要求を立案する。
このような資源の不足を特定し，変更要求を基にコストや完了時期を再評価し，必要に応じて上層の管理者の承認を得て資源の再配分を行う。
あらかじめ手順を確定しておくことで，このような資源の再配分を容易にできる。

200字要約

プロジェクトの要求を満たすため、必要な資源を確保し適切に配分する。投入資源の状況を評価し、見積もりと比較して質・量・タイミングの適正性を確認する。資源不足が生じる場合は影響を予測し、変更要求を立案。コストや完了時期を再評価し、必要なら管理者の承認を得て再配分を行う。事前に手順を確立することで、迅速な資源再配分を可能にする。

プロジェクトの資源管理について

プロジェクトの資源管理は、プロジェクトの要求事項を満たすために、必要な資源を確保し、適切に配分するプロセスです。

1. 資源の確保と配分

プロジェクト作業に必要な資源を適切に見積もり、確保し、作業に応じて最適な方法で配分します。

2. 資源の投入状況の評価

投入した資源の量・質・タイミングを評価し、見積もりとの整合性を確認します。

3. 資源不足への対応

資源の制約や投入状況によって不足が生じることがあります。その場合、プロジェクト完了に向けた影響を評価し、必要に応じて資源要求事項の変更を立案します。

4. 資源の再配分と管理者の承認

不足が明確になった際は、コストやスケジュールを再評価し、上層管理者の承認を得たうえで、資源の再配分を行います。

5. 事前手順の確立

あらかじめ資源再配分の手順を定めておくことで、柔軟かつ迅速に対応できるようにします。

資源の適切な管理により、プロジェクトの円滑な進行と目標達成を実現します。